国際文化情報学会2017 当日の様子を紹介します!

国際文化情報学会 2017

当日の様子を紹介します!

前回に引き続き、2017年11月25日に開催された国際文化情報学会について紹介していきます。今回は、当日に取材したゼミの発表を取り上げます!
まず、国際文化情報学会とは、毎年11月に国際文化学部で開催される学会です。この学会では、各ゼミを中心に学生、大学院生、教員が日ごろの研究の成果を発表します。学会と聞くと論文発表をイメージすると思いますが、国際文化情報学会は論文部門、映像部門、ポスター部門、インスタレーション部門の4つに分かれており、様々な方法で研究成果を発表することができます。また、審査員には教授や教員だけでなく学生も参加しています。

ポスター部門

ポスター部門では、模造紙1~6枚でポスターを作成し発表します

重定ゼミ(情報文化コース)

「プログラム初級者によるコンピューターエンターテイメント創作の試み」

重定ゼミの研究テーマはコンピューターエンターテイメントです。 文系の国際文化学部の中では珍しく、プログラミング演習を行っているゼミです。ゼミ生がプログラミングを駆使して制作したシューティングゲームとロールプレイングゲームを展示していました。
作品を出展したゼミ生のお二人は、重定ゼミに入ってから本格的にプログラミングを始めたと仰っていて驚きました!

重定ゼミの活動についてはこちらの記事で詳しく紹介されています。ゼミ生が作成した作品のダウンロードもできます。
「ゼミ紹介:コンピューターエンターテイメント 重定如彦先生」 https://blog-fic.ws.hosei.ac.jp/wp/?p=21 

インスタレーション部門

インスタレーションとは、教室全体を活用し写真やオブジェなどの作品展示やパフォーマンスを行う発表です。

森村ゼミ(情報文化コース)

「表裏一体~精神病者のリアル~」

森村ゼミは、犯罪・アートの精神分析を研究しています。 フランスの精神分析家ジャック・ラカンの理論を通し、精神病者の苦しみや現実を表現したインスタレーションです。
絵や傘、椅子のオブジェなどの展示から、精神病者にとって日常の景色がどのように見えているのかを感じることができました。

佐々木直美ゼミ(言語文化コース)

「世界遺産の真の価値の伝え方、知り方」

佐々木直美ゼミは世界遺産を通して異文化や歴史の研究をしています。沖縄にある斎場御嶽(せーふぁうたき)の歴史的な価値をどうしたら観光客に伝えられるかというテーマのインスタレーションです。斎場御嶽の歴史的な背景が伝わりにくいこと、またお祈りのための場が観光によって損なわれているといった問題に関し、佐々木ゼミの方がモデルを再現しながら改善策を発表されていました。現地にQRコードを載せた看板を設け、観光地の歴史を紹介しようとする案が興味深かったです。

今回取材できなかった発表については、国際文化情報学会プログラムに掲載されておりますので、ぜひそちらもご覧ください!

2017年度国際文化情報学会プログラム https://www.hosei.ac.jp/documents/gakubu/kokusai/NEWS/2017/2017gakkai_p1122.pdf

2017年度, 国際文化情報学会