2018年度のSA体験記を紹介していきます。第13回は、小林 史佳さんのSA体験記です。
小林さんは2018年8月~2018年12月までアメリカのカリフォルニア大学デービス校(UCデービス)に留学しました。
私がこの留学で学ぶことが出来たと感じたことの一つに英語力の上達はもちろんのこと、”自己表現”があります。留学に行く前、英語力の上達や文化の違いなどを主に学びたいと考えていました。
しかし、実際この留学を通して一番学べたことは自分自身をどう表現するかという点でした。
留学前半の4週間プログラムは、現地での生活に慣れるための良いステップアップとなりました。後半の10週間プログラムでは、より実用的な授業が行われ、英語に対する意欲も向上していきました。10週間プログラムでは、さまざまな国から留学生が多く来たため、異文化について知る機会も圧倒的に増えました。
私は正直、初めの2か月間は自分の英語力に自信が持てず、積極的に話しかけることがあまり出来ませんでした。その後悔から、自分から恐れずに話しかけるよう心掛けた途端、沢山の友達に恵まれ、私の留学生活は大きく好転しました。留学という環境にいることだけで自分が成長できる訳ではないと気づかされた瞬間でした。
放課後には、現地学生が主催する留学生とアメリカ人学生とのコンバセーションクラブに自主的に参加しました。留学生や先生と会話する時とはまた異なった苦労があり、ネイティブスピーカーの話す速さや話し言葉に慣れるのが大変でした。その場でも、日本人留学生と外国人留学生の積極性の違いを痛感しました。
そのあとから、私はどんなに自分の英語力に自信がなくとも、失敗を恐れずに積極的になろうと努力しました。その結果英語を話すことが楽しくなり、自然と新たな知識も沢山身に付きました。
勿論、文法やライティングの知識も重要ですが、日本ではなかなか学べず、留学でしかできない経験に重点を置きました。その結果、英語への意欲や考え方が大きく変わりました。帰国後も英語をもっと学びたいと思えるような経験となりました。
留学は語学を学ぶためという概念が強いですが、人生観なども変えてくれる大きな経験となりました。