国際文化学部では、留学生を主対象とする国内研修、スタディ・ジャパン・プログラム(Study Japan Program:略称SJ)を2012年度より実施しています。
2016年度も、9月1日から8日までの日程で研修が行われました。
海外からの留学生が日本の歴史、社会、文化を学べるようにと設けられたこの研修。
今年は、韓国・中国・ベトナム出身の5人の留学生と、そのサポートをする日本人のボランティア補助員2人(前後期で分担)が参加しました。
研修先は長野県の飯田・下伊那地域で、東京からの発想とは別に、「地方の視点」でも考えうる目を養うことを趣旨としています。
今年も、満蒙開拓平和記念館訪問、地元の高校生や山村留学生との交流、地域活性化に努める方によるレクチャーなど、盛りだくさんのプログラムでした。
参加者の皆さんの感想 ※写真はすべて、KIM JUAHさん提供
【KIM JUAHさん】
長野県での八日間は、すごく興味深くて経験が豊富な期間だと思います。自分に興味がある分野をさらに詳しく研究をすることができるいい機会でした。それだけではなく、その地域のまつりや花火を見たり、そして韓国や東京では味わうことができなかった食べ物も食べたりなど新しくて楽しい経験でした。
自分のテーマに関する勉強だけではなく、他の人のテーマやその地域の人々が地域のために何をするのかなどいろいろな勉強になりました。
【チョウ ゲイレイさん】
日本の地方へ行って、様々な活動に参加するということは、私にとって非常に珍しい機会でした 。SJ研修の8日間は、一生忘れ難い思い出であると思います。
普段私たちは東京に暮らしているので、
【上林 茉莉さん】
今回、SJ国内研修にボランティア補助員として参加しました。印象的だったのは、地域の方々の地元を愛しより良くしていこうという姿勢でした。伝統芸能や農産物などを守る方々がいらっしゃり、また、山村留学施設のだいだらぼっちのように、外から来た子供と共に地域を活性化するなど様々な取り組みが行われていることを知りました。SAで外国を見てきたからこそ日本への興味が増していた中で、その地域にしかない魅力を発展させる取り組みに触れ、国内にはたくさんの文化や伝統が存在していることを再認識できました。
東京を離れることで、日本の新たな一面に気づくことができた意義深い研修でした。